夜中におめめぱっちり! 寝不足なはずの赤ちゃんが覚醒するのはなぜ?
「なぜか夜中に起き出して遊ぶ」「夜泣きがなかなか収まらない」など、赤ちゃんの寝かしつけに悩むママやパパ。じつはそんなとき赤ちゃんは睡眠不足というケースが多いとか。なぜ睡眠不足なのになかなか眠らずに、夜中に起きたりするのでしょうか?
その謎と対処法に迫ります。
睡眠は一日のリズムの現れ
夜泣きの相談は6か月から7か月頃に増える傾向にありますが、この月齢は、ちょうど多くの赤ちゃんにとって睡眠リズムが変わる節目にあたると言われています。眠気をつくるシステムのひとつに、脳や他の体の臓器にある体内時計とも言われている「サーカディアンリズム」という一日のリズムによって、眠る時間帯や長さに関わらず一定の時間で覚醒と睡眠のリズムを繰り返すということです。
午前中はなるべく早い時間に日光を浴び、夕方は間接照明などで部屋を薄暗くすることで、ある程度睡眠のリズムがコントロールできるということはよく聞きますよね。さらに、食事や、他の行動も影響してくるので、光を浴びるだけではなく、規則正しく生活をすることも赤ちゃんの睡眠リズム作りにはとても大切です。
眠くなりすぎる前に寝かしつけることが大事
次に寝かしつけのテクニックについてです。夕方以降、とくに就寝前はできるだけリラックスした状態をつくり出し、眠るための心の準備をさせてあげることがポイント。そのために、おやすみの時間前にルーティーンを行うと効果的です。
例えば、
お風呂に入る
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パジャマに着替える
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授乳・ミルクの時間
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絵本を読む、または歌を歌うなど
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布団に入る
というように、毎日同じ流れをつくることで赤ちゃんに安心感が生まれます。
また何かしらの不安やストレスがあると、赤ちゃんの寝つきが悪くなったり、夜泣きがひどくなったりするという研究報告もあります。赤ちゃんの不安をなくなるように、スキンシップを心がけたり、日中に一緒に遊んであげる時間を確保したりするとよいでしょう。